接客のマナー

明るい挨拶は接客の基本

挨拶はコミュニケーションの第一歩

接客時に限らず、挨拶は全てのコミュニケーションにおいての第一歩となります。
お客様はもちろんですが、一緒に働いているスタッフ同士でも挨拶は大切ですので、きちんと挨拶ができているか、今一度ご自身を振り返って確認してみてください。
スタッフが出勤した際、目を見て挨拶をすることで、様々な情報を感じ取ることができます。
相手を気遣うことで、その時の状況によって臨機応変に対応することができます。

挨拶で第一印象が決まる

お客様への第一印象は、挨拶で決まると言っても過言ではありません。
お客様が入店したら、すぐに笑顔で挨拶ができるようにしておくことが大切です。
その為には、常に入り口付近を意識して、入店した瞬間に明るく笑顔で挨拶をすることで、お客様に歓迎されていると好印象を持ってもらうことができます。

接客において、「いらっしゃいませ」は重要な一言であり、その後に「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」等と続けるとより良い挨拶となるでしょう。
何度も来ている常連のお客様の場合には、名前でお呼びすることで、会話をスタートさせるのに効果的な方法です。

好感を持たれる挨拶のポイント

接客の基本である挨拶のポイントとは、お客様よりも先に自分から行うことです。
もちろん、スタッフに対する挨拶も同様に、自分から積極的に行いましょう。

さらに、笑顔を絶やさないことも重要なポイントです。
笑顔は人に伝染しますので、まずは自分から笑顔で明るい挨拶を心がけましょう。
もちろん、笑顔で明るくても、声が小さければ相手に伝わりませんので、元気よく、抑揚をつけて挨拶をすることも忘れないようにしてください。

また、口元は笑顔を作っていても、目が笑っていなければ、接客において相手に不快感や警戒心を与えてしまう可能性があります。
お客様やスタッフとのアイコンタクトの際には、気持ちを込めて行うこともポイントとなります。
気持ちの込もったきちんとした挨拶は、相手に爽快感を与え、信頼感が生まれます。
一言だけではなく、挨拶の後、何か続ける癖を日頃からつけるようにしておくとポイントが更にアップします。

お見送りで満足度を理解しよう

接客における第一印象は、最初の挨拶で決まると紹介しましたが、その後、またリピートしてもらえるかどうかは、お見送りをすることが重要な鍵となります。
きちんと「有難うございます」とお客様の顔を見れば、そのお客様が満足したかどうかを感じることができます。

通常、お客様は会計後、料理や接客サービス、店の雰囲気、衛生面等を総合評価し、支払った額からコストパフォーマンスを判断します。
「お料理はいかがでしたか」等、お見送りの際の会話を通して、お客様の声に耳を傾けることで、満足度を高め、不満の解消に繋がります。